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几句台词

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几句台词

7
そもそも 才能なんてものはな
自分で掘り起こしてつくり上げるものなんだよ!
俺だって天才なんかじゃない
誰よりも必死に働き
階段を一つ一つ 踏み締めてきただけだ!
振り向いたら 誰も ついてきてない
怠けた連中が 麓で こうつぶやく
あいつは天才だから
冗談じゃない!
ゆとりで育った
のんびり屋どもがホントに嫌いだ!
俺より 時間も 体力も 感性もあるやつが
何で 俺より怠けるんだ!
だったら くれよ
無駄遣いするんだったら
俺にくれ
もっともっと
作りたいものがあるんだ
俺にくれ!

ACT3 宿敵

01
青春とは嘘であり、悪である。
青春を謳歌せし者たちは常に自己と周囲を欺き
自らを取り巻く環境のすべてを肯定的に捉える。

10
先生 あなたは いつも 人間の欲望に火を付け 争いをけしかける
極端で攻撃的な言葉を 多用して説き伏せて
愚かな人間ほど 威勢のいい言葉になびきますからね
人間の 愚かさ 醜さを 利用して勝ってきたのがあなたの手法なんです!
でも そこに幸せはありませんよ
ただ 一時の快感があるだけです
幸せは 不本意でも面倒でも
お互いが 懸命に 妥協点を見つけだすことでしかないんです
争いを避け みんなが幸せになる社会とは
そういうことなんです!
相手に 譲ること 与えることは 勇敢で気高い 人間でないとできない
古美門先生
あなたが 勝ちに こだわるのは臆病だからだ

今頃になって気がつくなんて、私はなんて間抜けだったんだろうか……例えラインハルトさまにその気がなくっても、あんな無節操男に言い寄られては、気付かないうち丸裸にされてしまう。ましてや恋愛事において、全く鈍いと言っていいラインハルトさまなら、あの人にとっては赤子の手を捻るよりも簡単な事だろう……

彼らは青春の二文字の前ならば
どんな一般的な解釈も社会通念も捻じ曲げて見せる。

嘘だ。 あなたが 今 作った
ハハハハ そのとおり
だが そうなるかもしれない
そのときは また救うわ 何度でも
どうやって?
人間の純粋さを 信じることです
醜さではなく 美しさを見ることです
誰しも それを持っているから
ハハ やっぱり 君には救えないな
僕の どこが間違ってるんですか?
間違ってないと思っているところだよ!
君は 人間は愚かだと言った
まったく同感だ
どいつもこいつも 愚かで 醜く 卑劣だ
自分の名誉のために 誰彼 構わず 攻撃する 見えっ張り
必威体育安卓,妻が美しくなければ許せない 夫
お隣への嫉妬に狂う 主婦
手柄を独り占めしたい 会社員
何人もの男を 同時に愛したい 女
努力しない凡人を許せない 天才
便利で ぜいたくな暮らしがしたくて 昔ながらの暮らしを放棄する人々
欲望のために 男を手玉に取る 悪女
わがままで 勝手で ずるくて 汚くて 醜い 底辺のごみくずども
それこそが われわれ人間だ
だから…
だから それを導こうと…
それが違うんだよ
まず そこから降りろ
自分も 底辺の 醜い ごみくずの一匹であることを 自覚しろ!
晴樹は 醜くないじゃない!
いいや 相当 醜いね
自分の理想の 実現のために 裁判を利用し 人を たらし込み だまし 操る
それは…
自分の賢さに うぬぼれ
人のために尽くす自分が大好きで
冒す危険に 酔いしれる
違う!!
皆を幸せにしたい
ウィンウィンにしたい
だが それらは 全て
しょせん 君個人の欲望だ!
皆から 感謝され あがめ 奉られ ファンレターを いっぱいもらい
ベストジーニスト賞まで 私より先に獲得して さぞ 満足だろう
だが 君がやってることはウィンウィンじゃない!
小さなルーザーをたくさん つくって
君一人が ウィナーになることだ!
いいか? 君の本性を教えてやるから よく聞け!
君は 独善的で 人を見下し
いい男ぶった 薄ら笑いが
気持ち悪くて
スーツのセンスが おかしくて
漢字も ろくに書けなくて
英語もサッカーもそれほど うまくない
でたらめな ことわざを 作る
甘くて ぬるくて ちょろい
裏工作をしてみたら
たまたま うまくいっただけのゆとりの国の ぽんこつ へたれ 天パー 短足 くそ王子だ!
バ~カ~!!

呟きの主、ジークフリード・キルヒアイスは眩暈を起こしかけていた。

彼らにかかれば嘘も秘密も、罪科も失敗さえも
青春のスパイスでしかないのだ。

そんなひどいこと言わなくたっていいじゃないか…
僕だって一生懸命やってるのに…
いい顔になったじゃないか
人間の世界へ ようこそ
もし 君が 皆が幸せになる世界を築きたいと 本気で思うのなら
方法は1つだ
醜さを愛せ

念願叶って、想い慕うラインハルトと相思相愛となり、早一年が過ぎていた。相変わらずラインハルトの奥手ぶりが、贰位の関係の進行を阻んでいたが、一応は蜜月と言える日々を過ごしていた。

仮に失敗することが青春の証であるのなら
友達作りに失敗した人間もまた
青春のど真ん中でなければおかしいではないか。

P.S. 广井佑树你就是太恶乐趣了!

そう、たった今キルヒアイスが周りの視線に気付くまでは。

しかし、彼らはそれを認めないだろう
すべては彼らのご都合主義でしかない。

キルヒアイスは軍務省のとあるサロンで、ラインハルトの後ろにいた。ラインハルトは事務方の高官と話があるようで、なにやら手に持った書類を示して熱心に話をしていた。

結論を言おう
青春を楽しむ愚か者ども

同じサロンには临时なのだが、名だたる武将が居合わせていた。漁色家金銀妖瞳のロイエンタール、疾風のミッターマイヤー、猪突のビッテンフェルト、ミュラー……。

            砕け散れ

ロイエンタールとミッターマイヤーは二人で話をしていたが、その他は別の人と話をしていた。だが、キルヒアイスは気付いてしまった。4人の視線がラインハルトに集中している事を。

02
動物は基本群れるものである。

ミッターマイヤーは純粋に、ラインハルトを見ているように思えたが、キルヒアイスに眩暈を起こさせたのは他の3人。特に漁色家金銀妖瞳のロイエンタールだった。

肉食獣にはヒエラルキーがあり、ボスにならなければ死ぬまでストレスを抱え続ける。草食動物も天敵の襲撃で、仲間を犠牲にし続けることにジレンマを感じているはずだ。

ロイエンタールは先日嵐の中、友人のミッターマイヤーの助力を請うため、ラインハルトに会いに来ていた。その時はラインハルトが現王朝について訊いたりするものだから、意識が全然別のところへ向いて気が付かなかった。が、しかし今のこの視線は間違いなく、ラインハルトを狙っている。

このように群れとは、個にとってなんら益をもたらさないのだ。ならば私は決して群れることのないクマの道を選ぶ。

ほかの三人もそうだ。狙っているとは、無論暗殺の類ではない。この妙に熱く粘い視線は、間違いなく色恋沙汰のもので、キルヒアイスは知らぬ間に、多くの恋敵が出現していた事に気付かされたのだった。

クマとは1頭で生きていくことに、何の不安も感じていない孤高の動物だ。しかも冬眠ができる。なんと素晴らしいことか。

キルヒアイスは無意識に、立つ位置を変えて皆の熱い視線を遮った。それに気が付いた者たちから、挑戦状とも思える視線が一気にキルヒアイスに集中した。それに気付いたキルヒアイスも、負けじと気勢をはり挑戦状を跳ね返した。

次に生まれ変わるのなら
私は絶対
クマになりたい。

双方の間に見えない火花が散る…

05
俺は優しい女の子は嫌いだ。
ほんの一言挨拶を交わせば気になるし、メールが行き交えば心がざわつく。
電話なんてかかってきた日には着信履歴を見てつい頬が緩む。
だが、知っている。
それが優しさだということを。
俺に優しい人間はほかの人にも優しくて、そのことをつい忘れてしまいそうになる。
真実は残酷だというなら、きっと嘘は優しいのだろう。
だから、優しさは嘘だ。
いつだって期待して、いつも勘違いして、いつからか希望を持つのはやめた。
訓練されたぼっちは二度も同じ手に引っかかったりしない。
百戦錬磨の強者なのだ。負けることに関しては作者が最強。
だから、いつまでも、優しい女の子は嫌いだ。

「…イス、キルヒアイスっ!」

09
俺は自分が好きだ。
今まで自分の事を嫌いだと思った事なんて無い。
高い基本スペックも中途半端な良い顔もペシミスティックな現実的な思虑も全く持って嫌いじゃない。
だが、初めて自分を嫌いになりそうだ。
俺が見て来た雪ノ下雪乃は常に美しく嘘を付かず誠実で寄る辺が無くてもその足で立ち続ける。
そんな雪ノ下雪乃にきっと俺は憧れていたのだ。
勝手に期待して、勝手に理想を押し付けて、勝手に理解した気になって、
そして勝手に失望する。
何度も何度も戒めたのにそれでも結局なおっていない。
雪ノ下雪乃ですら嘘を付く。
そんな当たり前の事を許容出来ない自分が我は、
嫌いだ。

振り返ると、怪訝そうな顔をしたラインハルトが立っていた。

10
みんなでやることが素晴らしくて、
みんなでやることがいいことで、
じゃあ、一人でやることは悪いことなのか?
どうして、今まで一人でも頑張ってきていた人間が
否定されなきゃいけないんだ。
そのことが俺は許せない。

「何かあったのか?いくら呼んでも、全然気がついてない風だったが」

11
いや、人という字は人と人とが支えあって、とか言ってますけど、片方寄りかかってんじゃないっすか。誰か犠牲になることを容認しているのが『人』って概念だと思うんですよね。だから、この文化祭に、文実に、ふさわしいんじゃないかと。

色恋沙汰で張り合って、火花を散らしていたなどと言うことも出来ず、キルヒアイスは慌てた。

俺とか超犠牲でしょ。アホみたいに仕事させられてるし、ていうか人の仕事押し付けられてるし。それともこれが委員長の言うところの『ともに助け合う』ってことなんですかね。助け合ったことがないんで、俺はよく知らないですけど。

「いえ、何でもありません」

12
比企谷。
誰かを助けることは、君自身が傷ついていい理由にはならないよ

怪訝そうな顔のまま、ラインハルトは部屋を出ようと歩き出した。

いや、別に傷つくってほどのもんでも……

「閣下」

……たとえ、君が痛みに慣れているのだとしてもだ。
君が傷つくのを見て、痛ましく思う人間もいることにそろそろ気づくべきだ、君は

キルヒアイスにとって、出来れば避けたかった相手が、ラインハルトに近づいて来た。ロイエンタールとミッターマイヤーが先日の礼も兼ねて、挨拶をしに近づいて来たのである。今までのキルヒアイスなら単に挨拶だろうと思えるのに、今に至ってはロイエンタールに対して妙に身構えてしまった。

正しいやり方が偉いだなんて,それこそが怠慢だと俺は思うのだ。
教科書に従って、カリキュラムをこなして、ノルマを達成して…。
それは今までの伝統と正攻法にのっとっているだけじゃないのか。
過去の財産に依存して、権威に寄りかかって、未だ何者でもない自分自己を塗り固めるものではないのか。
自分の正しさを何かに委ねることのどこに正しさがある。

「閣下、先日はありがとうございました。何か閣下のお役に立てる事がありましたら、何なりとお申し付けください。このロイエンタール共々、閣下の為なら身を厭いません」

俺たちは、少なくとも俺には、人を信じて任せるということができない。
それでうまくいかなくても自分壹个人を責めればいい、誰かを責めたくなどない。
誰かを恨みに思うのは恨みに恨みきれない。
それは優しさでも責任感でもない。
自分のことなら諦めもつくが、人にされたことでは諦めがつかないからだ。
あのときあいつがこうしていれば、そのときそいつがちゃんとやっていれば、そう思って生きていくのはとても重苦しくて辛くてやるせない。
なら、一人でやってしまうほうがいい。
自分壹人の後悔なら、嘆くだけで済むから。

ラインハルトは、辺りを憚って軽く頭を下げたミッターマイヤーの肩を叩いた。

一时半晌たかだか数か月で人間が劇的に変わってたまるか。
トランスフォーマーじゃねぇんだよ。
なりたい自分になれるなら、
そもそもこんな俺になってない。
変われ、変わる、変わらなきゃ、変わった。
嘘ばかりだ。
今の自分が間違っていると、
どうしてそんなにも簡単に受け入れられるんだ。
なんで過去の自分を否定するんだ。
どうして今の自分を認めてやれないんだ。
なんで未来の自分なら信じることができるんだ。
昔、最低だった自分を、今どん底の自分を認められないで、
いったいいつ誰を認めることができるんだ。
今の自分を、今までの自分を否定してきて、
これからの自分を肯定することなんてできるのか。
否定して、上書きするくらいで変われるなんて思うなよ。
肩書きに終始して、認めてもらえていると自惚れて、
自らの境遇に酔って、自分は重要な人物だと叫んで、
自分の作った規則に縛られて、
誰かに教えてもらわないと自分の世界を見出だせないでいる、
そんな状態を成長だなんて呼ぶんじゃねぇ。
どうして、変わらなくていいと、そのままの自分でいていいと、
そう言ってやれないんだ。

「期待させてもらう」

青春に壁はつきものである。

ラインハルトは短く答えて、二人に目配せして頷いた。

最低限の努力もしない人間は才能のある人をうらやむ資格はないは。成功できない人間は成功者が積み上げた努力を想像できないから成功できないのよ。

キルヒアイスはロイエンタールの事が気になって、ずっとロイエンタールの方を見ていた。

やがて二人の目が合った。

「卿は、いい上官を持って幸せだな……」

何処となく、ひっかかる響きでロイエンタールが言った。いや、単にキルヒアイスだけが、意識するあまりそう聞こえたのかもしれない。

「……恐縮です……」

キルヒアイスの方も何処となく、ひっかかる響きで返した。大人の余裕とでも言うのだろうか、キルヒアイスにはロイエンタールが、自分を子供扱いして勝ち誇っているように思えた。それが、また悔しくてキルヒアイスは苛立だった。

二人の間に、他人には見えない火花が散っていた。

「あっああん……キルヒアイス…もっとやさしくして…」

リンベルク・シュトラーゼの下宿に帰った二人は、その夜同じベッドの中にいた。

「何か、今日のキルヒアイス…変だぞ…んっ…」

頭の中から余裕で笑うロイエンタールの顔が離れないキルヒアイスは、その夜何時になくラインハルトを抱きたい衝動に駆られていた。

ラインハルトの中心のくびれに指を添えて、先端を口に含んで舌を絡ませると、恋人に乱れる様を強要した。まるで、ラインハルトをこんな姿に出来るのは自分だけだと誇示するように。

「ああっ…ダメ…そんなにしたら…」

普段と違う攻められ方に、ラインハルトは翻弄されていた。全身を小刻みに震わせながら、自分を見失いそうになるほどの快楽に浸っていた。

「あんっ、キルヒアイス…いく…」

キルヒアイスの肩を強く掴んで、全身を張り詰めさせたラインハルトは、キルヒアイスの口の中で果てた。

キルヒアイスが、果てたラインハルトの中心を清めるように丹念に舐め続けている間、ラインハルトは目を閉じ荒い呼吸を繰り返し、ほどこされる余韻に浸っていた。

思いがけず、キルヒアイスの舌が秘孔に触れる。

ラインハルトが驚いて体を起こすと、キルヒアイスも慌てて顔を上げた。

ラインハルトの訴えるような瞳とぶつかる。

「……まだでした…すみません」

最後までは、ラインハルトの心の準備が出来てから、という約束になっていた。未だ許しもなく先走ってしまったキルヒアイスは、謝罪すると俯いて自分の服を探し始めた。

……自分は焦っている…思いがけずライバルが多い事に気がついて、二个人の関係を一刻も早く確固たるものとし、誰一个人入り込む余地のないものとしたい。キルヒアイスは、無意識うち、そう焦っている自分に気がついた。

先ほどの性急さとは打って変わり、元気のないキルヒアイスの様子に、ラインハルトは自分が未だに許しを出さない事に、キルヒアイスが怒っているのかな、などと考えていた。

ここは、何とかしてキルヒアイスの機嫌を修復しなければ、とベッドの端に腰掛けて服を着ようとするキルヒアイスの手を止めた。その手から服を取り上げてベッドの端へ放ると、背中から両手を回して抱きついた。

キルヒアイスの首筋に優しく噛み付いて、回した手でキルヒアイスの乳首を細い指先で挟むと、首筋から順に肩、鎖骨へと唇を移動させていった。

ラインハルトはベッドから降りると、キルヒアイスの足の間に跪いた。

小さく隆起したキルヒアイスの乳首に唇を寄せ、軽く歯を立てて舌で転がす。手を伸ばしてキルヒアイスの中心を握り、細い指で裏のくぼんだ所を起用に刺激し始めた。手の後を追うようにラインハルトの舌が下っていき、すでに固くなったキルヒアイスの中心に触れると、躊躇する様子もなく両手を添えて口いっぱいに頬張って、頭を上下に動かし始めた。

キルヒアイスの手がラインハルトの頭に添えられる。輝くような金髪を揺らして、一心にキルヒアイスの中心を含む姿は、それだけでひどく官能的でキルヒアイスを感じさせた。

「ラインハルトさま…そろそろ、いきますよ……」

咥えたまま頷くと、吸い上げながら更にキルヒアイスを舐めた。やがて、キルヒアイスの中心が大きく張り詰めて、ラインハルトの口腔内へ精液を放った。

気持ちよかった?と問うような顔で、ラインハルトがキルヒアイスを見上げると、飲み仕損じた精液が、ラインハルトの唇の端を光らせていた。その事に気付いていないラインハルトは、唇を光らせたまま恥ずかしそうに微笑んでいた。キルヒアイスは苦笑いを浮かべて、ラインハルトの唇を拭った。

反射的にキルヒアイスはラインハルトを強く抱き寄せた。

高々、ライバルが増えたところで、あのラインハルトが自分以外の人間に、靡くことなどあり得ない。なぜその事が分からないのか。ラインハルトにとって自分が一番であると、なぜ自信が持てないのか。キルヒアイスは、ラインハルトがこんなに応えてくれるのに、自分一人焦っていた事を悔やんでいた。

出来る事なら、皆の前でラインハルトは自分のものだと宣言したい。そうすれば変にちょっかいを出す者も減るだろうに……キルヒアイスは抱きしめる腕に力を込めた。

ラインハルトは急に抱きしめられて戸惑っていた。だがこの様子では、取り敢えずキルヒアイスの怒りも静まったのだろうと安心して、抱きしめられる心地よさに体を預けた。

信じなければ……ラインハルトさまにとって自分が一番であると……キルヒアイスは、そう心に言い聞かせて眠りについた。

数日経って、またもキルヒアイスは嫌な相手に遭遇した。

軍務省の廊下の角を曲がったところで、ラインハルトとロイエンタールが親し気に話していた。ラインハルトはキルヒアイスの存在に気が付くと、振り返って今話していた事を話しかけてきた。

几句台词。キルヒアイスは、ラインハルトの後ろに立ち、自分を挑発するように見るロイエンタールが気になって、ラインハルトに言葉にも上の空で相槌を打っていた。

ロイエンタールはキルヒアイスの視線に、唇の端でニヤリと笑って見せると、キルヒアイスを見据えたまま、ラインハルトに触れないスレスレの位置で、くせのある金髪にキスする真似をした。

瞬間、キルヒアイスの眉間に皺が寄る。

キルヒアイスの反応に気を良くすると、今度は金髪に触れる真似をした。

反射的に、キルヒアイスはからかわれていると知りながらも、我慢できずにロイエンタールの腕を掴んだ。

ラインハルトが驚いてキルヒアイスを見る。

「…いい加減にしていただけませんか?ロイエンタール少将」

両者の視線が鋭くぶつかりあったまま、キルヒアイスは掴んだままの手をゆっくりと下ろした。腕の拘束が解かれると、ロイエンタールは赤くなった手首をさすりながら苦笑いした。

「……卿は面白い男だ」

ラインハルトは、怪訝そうに双方の顔を見ていた。どう見ても、友好的な雰囲気とは言いがたく、今から一緒に王朝を倒そうという同士なのに、なぜこうも仲違いしているのか分からないでいた。

取り敢えずこの険悪な雰囲気を収拾しようと、自然と言い易いキルヒアイスへ制止の言葉が出た。

「キルヒアイス、いい加減にしたらどうだ。ロイエンタール少将に失礼じゃないか。突然の非礼を謝れ」

理由など分からないラインハルトには、当然の言動と言えるかもしれないが、キルヒアイスにとっては屈辱極まりない言葉だった。

「…こればかりは謝れません」

ラインハルトさまもラインハルトさまだ。事もあろうにロイエンタール少将に味方するとは。無防備に誰彼無しに笑いかけたりするから、無節操な男をその気にさせるんですよ……キルヒアイスは筋違いと思いながら、ラインハルトへも怒りの余波を向けた。

理由の説明もなく、あっさりと自分の意見を否定されて、ラインハルトもカチンと来た。

「勝手にしろ……だがなキルヒアイス、お前がどう思おうとロイエンタール少将は、俺の大切な同士だ。お前のせいで失うような事はしないでくれ!」

そう言い放つと、キルヒアイスには目もくれずさっさと歩き出した。

ロイエンタールを庇ったことで、キルヒアイスのやり場のない怒りは頂点に達し、その矛先は後に残されたロイエンタールに向けられた。

「これはまた一段と不機嫌になられたようで……」

当のロイエンタールはラインハルトとキルヒアイスのやり取りを見て笑っていた。

「ええ。貴方に会わなければ、こうも不機嫌にはならなかったでしょうね」

キルヒアイスの不機嫌さが面白いと言わんとばかりに、口元を緩ませてロイエンタールは続けた。

「まあ、卿が私に敵意を持つのは分からんでもないが……ま、俺としては形振り構わず人のものを取るのは趣味じゃない。相手から言い寄って来るぶんには拒まんがな。……しかし、てっきり卿らはそう言う関係かと思っていたが……」

言い寄ってくるぶんとは、どう言う意味だ?まるで、ラインハルトの方から近づいて行った、みたいな言い方をされてキルヒアイスの怒りが更に増した。

「そうですよ。そう言う関係です!ですから要らぬちょっかいは止めて頂きたい」

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